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建設業の方は絶対に入っておくべき賠償責任保険を解説

こんにちは!

愛媛県(主に松山市近郊,今治市,西条市,新居浜市)を中心に保険の代理店で営業活動をしているサイト運営者の山田と申します。

建設業の皆様、

本当にいつもリスクと隣り合わせのお仕事をされてて本当にご苦労様です。

今回の記事では現場での第三者の人や物の損害に対して絶対に入っておくべき保険を解説します。

・建設業として独立され、現場でのリスクに備えたい方

独立間もない建設業のお客様先によく保険の営業でお邪魔するのですが、

生保は何かあっても自己責任だから割り切れるけど、
損保は相手先さんに迷惑をかけれないので検討しないといけない

よくこういうお声を聞きます。

ただ、保険会社が多く、さらに保険の種類も多く、どの保険に加入すれば良いのか、

迷われてる方は多いです。

今回の記事では損害賠償保険についてシンプルに内容をまとめ、

押さえておきたいポイントを解説します。

また、労災上乗せ保険に関しては別記事で解説しておりますので、

気になる方はそちらもチェックしてみてください!

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建設業者がまず加入しておくべき賠償責任保険の種類は二つ

第三者への身体や財物などの損害賠償に備える保険の種類は大きく分けて二つあります。

※あくまでも第三者に対する賠償保険ですので、こちらが被害を被った場合は保険金はおりません。

1.請負業者賠償責任保険

工事現場や資材置き場などで偶発的な事故が発生し、

第三者の身体や財物などに損害を与えてしまい、損害賠償責任を負った場合に備える保険です。

自動車保険で言うところの対人・対物のイメージです!

事故例)
●建物の建築工事中に足場から誤って工具を落とし、通行人に対してケガを負わせてしまった。●足場解体中に足場が外れてしまい、隣接する建物に損害を与えてしまった。

2.生産物賠償責任保険(PL保険)

これは業種によって必要の度合いが変わってきますが、

工事完了後に引き渡した後に何らかの原因で発生した対人・対物の損害に対して、

補償される保険です。

事故例)
●建物に取り付けた看板が設置ミスで落下、通行人にケガを負わせてしまった●電気工事の配線ミスでショートを起こしてしまい、電化製品が破損してしまった。

 

章のまとめ

リスクマップ

実際にリスクマップを見ても、①リスクの移転に該当するものが多いのではないでしょうか?

建設業という業務の性質上、第三者に与える損害の金額がどうしても高額になります。

僕も建設業様向けの保険を勉強すればするほど、本当にリスクが高い仕事なんだと痛感し、

そこに従事されてる方には本当に頭の下がる想いです。

取引先や元請け,下請けなど関係者の方々や周囲の方々に迷惑をかけない対策が

会社や自身を守ることに繋がります。

是非、ご検討してみてください。

トラブル防止!賠償責任保険の事故時に保険金が支払われないケース

万一の現場での事故の時に、保険会社もなんでも支払います!っていうスタンスではありません。

保険トラブルで一番多いのが支払われると思ってたものが支払われない時。

また、支払われないケースを現場で働かれてる方が理解してるだけでも、

事前対策ができるので会社の損失の防止にも繋がります。

代表的な例と保険会社の免責事項をご紹介します。

賠償責任保険が支払われない代表的なケース×

1.自社の従業員や応援の下請け会社の方が怪我をした。

この場合は労災の適用はあります。

ただ、全く関係のない業者に怪我を負わせた場合は保険が適用されます。

2.自社の資材道具や機械や部品が損害を被った。

こちらは保険がでませんが、自動車で言うと車両保険のような保険も当然あります。

建設工事保険や組立保険などが該当します。

3.ユンボなどのナンバー付きの車両で損害を与えた。

この場合は車両の自動車保険が優先されます。

4.工事ミスによる再施工。

今のところ対応できる保険はありません。

5.借りたクレーン車や機械に損害を与えた場合。

受託物など一部特約を使って保険でカバーできることもあります。

 

以上が代表的な支払われないケースになります。

その他にも保険の代表的な免責事項があるので、そちらもご確認ください!

損害保険で定められている代表的な免責事項

1.故意によって生じた損害賠償

2.地震、噴火、洪水、津波、高潮などに起因する損害賠償

3.被保険者と第三者との間に特別な約定がある場合、その約定によって荷重された損害賠償

4.戦争や暴動、労働争議に起因する損害賠償

など、これらが代表的な免責事項になります。

免責事項は当たり前のことが多いかもしれませんが、

前項で記載した代表的なケースは理解してるだけでも、

事前に対応ができることだと思うので、是非理解してみて下さい!

 

まとめ

今回の記事では第三者への賠償責任保険についてご紹介しました。

どんだけ安全管理を徹底していても、人間がやる仕事には事故が起こります。

特に建設業の損害賠償発生の確率は自動車事故の損害賠償発生の確率よりも高いデータがあります。

その他にも従業員さんに関わるリスクの対策として労災の上乗せ保険も加入するべき保険です。

この二つは必ずと言っていいほど必要になります。

「保険ばっかり」と思われる方もいるかとは思いますが、

人間がやる以上リスクの対策はどうしても考えなければならないです。

是非ご検討をしてみてください!

ここまで読んで頂いてありがとうございました!!