はじめまして!現役の保険の代理店として活動している山田です!保険に関する色んな情報を発信しておりますので、是非お立ち寄りください!

自動車保険の補償内容をわかりやすく解説

こんにちは!

愛媛県(主に松山市近郊,今治市,西条市,新居浜市)を中心に保険の代理店で営業活動をしているサイト運営者の山田と申します。

自動車保険の補償内容を正しく理解しておりますでしょうか?

加入はしてるけど、内容はよくわかっていないという方が結構多いんではないでしょうか。

保険の山田くん

僕も営業に周ってると、

とりあえず対人対物は無制限で加入してるけど、

内容はよくわかっていない方が多いと思います!

自動車保険は一度加入すると更新更新で内容も忘れていってしまいます。

更新時に売り手の方も改めて補償内容を説明される方は少ないです。

今回の記事では自動車保険の基本的な補償内容を解説していきますので、

この補償内容ってどうやったかな?と思った方はこの記事を見返してみてください!

自動車保険の基本的な補償内容についてわかる

 

はじめに(自動車運転の三つのリスクを理解する)

自動車保険のリスク

(1)賠償責任リスク

交通事故の加害者になってしまった場合、以下の三つの責任を負うことになります。

【交通事故を起こした場合に負う三つの責任】

刑事上の責任 危険運転致死罪などの懲役、禁固、罰金などの処罰
行政上の責任 運転免許の取消や停止、減点、反則金などの行政処分
民事上の責任 不法行為によって他人に損害を与えた場合、金銭で損害を賠償する責任

交通事故で他人を死傷させた場合は被害者やそのご家族に対して、

悲惨な生活に陥れるだけでなく、加害者もまた高額な損害賠償責任を負うことになり、

経済的、精神的な重荷を背負います。

これらの備えとして賠償責任リスクに備える保険として、

対人賠償責任保険、対物賠償責任保険があります。

(2)人的リスク

交通事故においては運転者が他人を死傷させてしまった場合とともに、

運転者や同乗者がもらい事故や自損事故で死傷する場合があります。

このような自動車事故により、運転者や同乗者が死傷するリスクに備える保険として、

人身傷害保険や搭乗者傷害保険などがあります。

(3)物的リスク

車両の衝突事故や火災、盗難などの車両そのものに損害が発生した場合の備えとして、

車両保険があります。


自動車保険は上記リスクに備える保険です。

また、強制加入である自賠責保険は相手を死傷させた場合のみ使える保険で上限額も決まっており、

万一の時は十分な補償がないので、

みなさま任意加入の自動車保険に加入しております。

 

賠償責任に関するリスク

賠償責任に関するリスクを補償する保険は対人賠償責任保険と対物賠償責任保険の二つがあります。

対人賠償責任保険

自動車事故で相手の運転手や歩行者などを死傷させた場合に、

法律上の損害賠償責任を負担することをカバーする保険です。

強制加入の自賠責保険と補償内容が重複してますが、

違いは下記です。

対人賠償責任保険 自賠責保険
補償の目的 法律上の損害賠償責任 被害者救済
支払限度額 保険金額 死亡:3,000万円
後遺障害:4,000万円
傷害(ケガ):120万円
過失相殺 適用 適用しない
示談交渉 あり なし
代表的な免責 故意による事故 故意による事故

対物賠償責任保険

自動車事故で相手の自動車や電柱や塀などの財物に損害を与えた場合に、

法律上の損害賠償責任を負担することをカバーする保険です。

保険の山田くん
ちなみに、相手の財物を壊した場合に、
壊した対象の財物だけでなく、
壊した結果、発生した間接的な損害も補償されるよ!
(代車費用やお店の営業損失など)
  • 保険金が支払われないケース!
  • 被保険者が管理している財物
    ⇒友達から借りたものを車に積み事故で壊してしまった。
  • 被保険自動車を運転中の者やその父母・配偶者・子の財物(兄弟姉妹は除く)
車のリスクの損害賠償額を考えたとき、
賠償責任のリスクは損害額が大きなリスクです!
なので、対人・対物無制限は任意の車両保険に加入する上では本当に必須になります!

傷害に関するリスク

傷害に関するリスクを補償する保険は、

人身傷害保険と搭乗者傷害保険などがあります。

人身傷害保険

被保険者が自動車事故で死傷した場合に、

相手がいるか単独かを問わず、実際に発生した損害額に対して保険金が支払われます。
(相手がいる場合は過失相殺による減額をしない)

例えば)
前方不注意により事故を起こし過失割合が7:3でこちらが悪い時でも、
治療費や休業損害などの損害額が受け取れます。

搭乗者傷害保険

被保険自動車に搭乗中のすべての方が被保険者となり、

もしもの時の死亡・後遺障害・医療保険金が受け取れます。

  • 保険金が支払われない主なケース

  • 被保険者の重大な過失
  • 無免許運転や酒気帯び運転による事故
  • 自然災害に起因する事故

 

若い方はよく友達と車でドライブされることが多いと思いますが、

出発前に十分な”車内の補償”があるのかどうかは知っておくべきだと思います。

車両に関するリスク

車両に関するリスクを補償する保険には、

車両保険があります。

車両保険

被保険自動車が損害を被った場合に補償される保険です。

補償範囲

主な事故 車両保険の補償範囲
他社との衝突・接触
飛来中・落下中の者との衝突
火災・爆発
盗難
台風・洪水・高潮・竜巻
落書・いたずら・窓ガラス破損
歩行者・自転車との衝突・接触
あて逃げ
墜落・転覆
地震・噴火・津波※  ×

※特約で全損になった場合に、一時金を支払う特約があります。

上記は一般的な補償内容になりますが、補償を限定する特約もあります。

自動車に装備されてる物の取り扱い

カーナビやETC車載器などの装備されてるものは補償対象となりますが、

燃料、洗車用品や法令などで禁止されている装備に関しては補償対象とはなりません。

  • 保険金が支払われないケース

  • 被保険者の故意または重大な過失
  • 無資格運転や酒気帯び運転による事故
  • パンク等のタイヤのみに生じた損害
  • 地震・噴火・津波による損害

 

火災保険では家の車庫に止めてる盗難や火災などの損害では保険がでません。

新車購入などで保険を内容変更する場合は是非見直してみて下さい!

まとめ

今回は自動車保険の基本的な補償内容について書きました。

細かい部分に目を向けると、意外と知らなかったり、忘れてしまってることも、

あるかと思います。

他にも細かいオプションの内容などいろんな特約があるので、

それらの解説記事なんかも今後更新していきます。

愛媛県は車が生活に必須な地域ですので、

今一度補償内容を理解しることで、安全運転を心掛けて頂けると嬉しいです!

ここまで読んで頂いてありがとうございました!!