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医療保険は不要?費用対効果の観点から考えてみた結果をご紹介

こんにちは!

愛媛県(主に松山市近郊,今治市,西条市,新居浜市)を中心に保険の営業活動をしているサイト運営者の山田と申します。

この記事はこんな方向けの記事です。
保険の山田くん

医療保険て実際はどうなんだろうか?

損をすることが多いと聞くけど、果たしてどうなんだろう??

あなた様は万一の時の怪我や病気のために医療保険に加入されてますか?

おそらくほとんどの方はなにかしらの医療保険に加入していると思います!

実際に自分の父親がガンで入院と手術をした時に、

掛かった医療費以上に給付金が返ってきました!

その時は加入してて良かった!と思ったのですが、

ただ、業界を知る人からは「医療保険は不要!だよ」「損をするから保険のプロは入らないよ」とよくこんな声を聞きます!

果たして本当に必要なのかどうかを経済合理性の観点から今回の記事ではご紹介していきます。

医療保険が費用対効果の観点から考えた時に必要かどうかがわかる。

はじめに(医療保険の現状)

医療保険・医療特約の加入率医療保険の世帯加入率引用元:生命保険文化センター(生命保険に関する全国実態調査)から引用
生命保険文化センターの調べによると、医療保険の世帯加入率は88.5%で、
およそ9割の世帯が保険に加入しています。
怪我や病気に対する不安の有無
世帯加入率が高い背景には多くの方がケガや病気に関して何らかの不安を持たれてる方が多いです。
なので医療保険には入るべきもの!という認識が強いと思います。
保険の山田くん
実際に僕も社会人なりたての頃に職域で会社に来られた保険のお姉さんから、
「健康なうちに医療保険は入るもの!」ってよく勧められました!
その時は身体が資本なので、万一の入院の時の経済的な負担から守るため!って意識が強かったですが、
国民皆保険制度が充実している日本で果たしてそこまで本当に必要なのでしょうか?

費用対効果という目線で見ていきます!

 

入院時の自己負担費用って一体どれくらい掛かる?

入院時の自己負担はこれくらい掛かる。

上記図は生命保険文化センターの調査による入院時に掛かる自己負担費用になります。

これは短期入院や長期入院を問わずの質問になるので、

参考にするデータに偏りがあるのですが、

入院すると平均20万円掛かります!

費用対効果で考えるなら、この20万円掛かる費用を貯蓄で補うのか、

保険を使うのかという視点でみていきます!

 

結論から言うと医療保険で得する人はほんの一握りの方です。

医療保険を費用対効果で考えるなら、

支払った保険料が入院や手術などの給付金の額と比べて、

得をするのか、損をするのかを考える必要があります。

シミュレーション(30代男性、入院日額1万円60日型、保険料4,500円65歳払い込み満了の場合)

<シミュレーション例>契約内容
〇保険:終身医療保険
〇年齢/性別:30歳/男性
〇保障内容:入院日額1万円 60日型、手術給付金日額の10倍
〇保険料:4,500円/65歳払い込み満了

この場合ですと、65歳まで払い込まれる保険料は4,500円×35年でトータル1,890,000円になります。

<給付例>事故や病気で2週間(14日間)の入院と1回の手術をした場合。
入院給付金:日額10,000円×14日間=140,000円
手術給付金:100,000円
給付金合計:240,000円

上記シミュレーションを見てみると、元を取り返そうとする場合、

上記のような入院を8回しないと元は取れません。

健康な方でこれほど入院をされる方は少ないのではないでしょうか??

一見、入院すると医療保険入ってて良かったと思いますが、

費用対効果で言うと実は大半の方が損をしてるのが現実なんです。

ただ、怖いのは重い病気やケガによる長期入院です。

長期入院による収入減には必ず備えなければなりません。

これはまた後ほど解説します。

医療費が多額でも税金が返ってくる医療費控除がある!

保険の山田くん

医療費控除!?

なんですかそれ??

ベテランFP
医療費控除は一年間で生計を共にする家族が10万円以上掛かった医療費の一部が返ってくる制度だよ!
ちなみに医療保険の給付金などは年間の医療費から差し引かれるよ!

医療費控除の詳細

医療保険に未加入でも医療費が多額になると税金が戻ってくる医療費控除があります。

確定申告をするという面倒は多少ありますが、税金が戻ってくる制度があるので是非知っておいてください!

医療費が多額になると高額療養費制度が活用できる

高額療養費制度の概要

日本は健康保険制度が充実しているので、入院や手術をしても海外のようにそれほど高額な請求をされることはありません。

そもそも医療費自体は3割負担。

手術や入院で医療費が多額になると、高額療養費制度で一般的な会社員の方なら自己負担は8万円程度です。

一か月あたりの自己負担の上限金額がちゃんと設けられているので、有難い制度です。

ただ、一か月あたりになるので長期入院をすれば、

この額が何か月も続く可能性があることは頭にいれておかなければなりません。

図の右枠の”多数該当”は高額療養費制度を1年間で4回目以降使うと該当する上限の金額です。

章のまとめ

この章をまとめると、

〇短期入院の場合は損をすることが多い!

〇医療保険に加入しなくても医療費控除や高額療養費制度で、自己負担額が多額になることはあまりない。

そうは言っても先述した通り、怖いのは長期入院による逸失利益です!
それには備えなければなりません。
これらの備えとしては最近各生命保険会社がだしてる「就業不能保険」や「所得補償保険」というのがあります。
これらはケガや病気で仕事ができなくなった時に毎月お給料として受け取ることができます。
基本的な考え方としては短期入院は貯蓄で対応をし、長期入院は上記保険で対応するのが良いと思います。

全体のまとめ

ここまで読んで頂いてありがとうございます!
医療保険について書きましたが、医療保険を否定するつもりではありません。
当然、人生100年時代に備えて老後の医療費の保障を買うという意味でも良いかもしれません。
保険は相互扶助の精神のもとに成り立つ仕組みなので、
自分が困った時には助けてくれるものです。
ただ、医療保険は生命保険会社にとってドル箱と言われており、

その言葉に違和感を持ってたため、色々調べ今回記事にしました。

医療保険を検討される方に是非こういう考え方もあることをご理解いただいた上で、

ご検討を頂ければと思います。