こんにちは!
現役の保険代理店で募集活動している山田と申します。
2024年の1月から新NISAがスタートされ、将来に向けてより一層投資に関心が寄せられていますよね。
投資といえば代表的なもので言うと、NISAやiDeCo,変額保険があります。
それぞれの特徴はまた別の記事でご紹介させて頂くのですが、
今回は変額保険について前提知識の部分から世界一わかりやすく解説していきます。
- これから変額保険を検討しようとしている方
- 投資に関して興味のある方
変額保険を理解するために知って置きたい養老保険の仕組み
そもそも養老保険とは!?
養老保険とは”生死混合保険”とも呼ばれ、
死亡保険と生存保険が組み合わさってる保険の事を言います。
読んで字のごとく老を養う保険と書くので、
死んだ時は死亡保険金,生きた時は生存保険金(満期保険金)を受け取れます!
よく貯蓄と保障ができる保険として募集人の方が販売してます。
そしてお支払いすることになる保険料の内訳の部分を少し深堀して
見ていきましょう!
一般的な養老保険の積立部分は日本国債で運用。保険料の内訳をざっくり解説
上記図を見てわかりますかね?><
一般的な養老保険は契約者様からお支払い頂く保険料が大きく3つに分類され、
①保険会社の経費,②誰かの死亡保障となる費用,③残りを日本国債で運用という形になります。
(2023年12月時点で日本国債は0.615%。毎月1万円を10年運用しても3万円くらいしか増えない。。)
当然ですが、保険料全額が貯蓄に回るわけではないです。
日本国債の利回りが悪すぎて、
満期になってもほぼ元本割れしてしまうんです…
しかも、年々物価高で消費者物価上昇率が2023年11月時点で前年比3.8%上昇。
満期時点で奇跡的にトントンでお金が戻ってきても、
物価が上がってお金の価値が下がるので実質的には目減りしてる状態。。
満期を迎えた時に生きている確率の方が高いので、
出来れば損はしたくないですよね!!
この状態を解決するためにでた保険が変額保険なのです!
変額保険とは保障は持ちつつ、物価上昇によるお金の価値の目減りを防げる保険
変額保険は上記で解説した養老保険の積立部分を日本国債ではなく、
投資信託を活用して運用していく保険です。
なので、運用実績次第で満期時に受け取れる金額が変わってくるという事です。
簡単に言うと、日本国債のわずかな利回りで運用するのではなくて、
世界的に成長しているAmazonやアップル,マイクロソフトなどの企業の株の配当利回りで運用をし、
(※銘柄は色々あります。)
満期時に受け取れる保険金を増やしていきましょうというイメージです。
変額保険を扱う保険会社9社
変額保険を取り扱っている保険会社は2024年1月時点で下記9社あります。
- アクサ生命
- ソニー生命
- プルデンシャル生命
- 東京海上日動あんしん生命
- マニュライフ生命
- メットライフ生命
- T&Dフィナンシャル生命
- 三井住友海上プライマリー生命
- SOMPOひまわり生命
有名どころの外資系の保険会社から最近では大手損保系の保険会社まで
参入してきています。
例えば、
・保険会社が委託する投資先の運用会社の違いや、
・ガンになったら保険料を保険会社が肩代わりしてくれたり。
など。
加入前には色々と確認してみると面白いよ!
ちなみに年々色んな保険会社が次々に参入してきており、
保険会社が委託している投資会社も変額保険のお客様の※信託報酬を安く設定するなど、
優良顧客扱いにしております。
少し余談になりますが、なぜ変額保険を扱う会社がこんなに増えて、
投資会社が優遇するのか、少しだけ解説させて下さい。
投資信託を保険でラッピングすることで長期契約になる
投資会社が保険の契約者を優遇する理由として、
NISAなどの投資信託の保有年数の平均って実は3~4年と言われています。
割と早期解約が多いので、複利の効果が期待できないんです><
それが保険となると、保障も兼ねてるので解約しにくい心理が動きます。
投資信託と違い、運用は保険料の一部ですが、
中長期契約になることで自然と複利効果が期待でき、満期を迎えた時に、
資産の成長が期待できるということです!
「複利は人類にとって最大の発見」
と言ったとか言わなかったとか。
変額保険の注意点
10年以内の解約は解約控除がある
解約控除!?なにそれ!?って感じですが、
要するに、
こういう事です!
保険会社によっては5年以内だったり、手数料の多い少ないはありますが、
加入の段階で中長期で払っていける金額を設定するのが凄く大事です!
その他、保険ならではの特徴
ガンと診断されたら保険会社が保険料を肩代わりしてくれる変額保険も!?
上述でチラっと触れましたが、
ガンと診断されたら以後の保険料がいりませんっていうやつです。
そういう契約ですので。お客様は治療に専念されて下さい。
こんなイメージです。
当然運用もされるので、それ以降手出し0でお金が増えていきます。
これが本当にでかい!もしもの場合はかなり助かります!!
・上皮内ガン(ステージ0)でも肩代わりしてくれたり、
・死亡保障の同等額の保険金がもらえたり、
など保険会社もによって特長は様々だよ!
心疾患、脳血管疾患で入院された場合でも肩代わりしてくれる変額保険も!?
心疾患であれば狭心症や心不全,心筋症,急性心筋梗塞など、
脳血管疾患であれば脳梗塞や脳内出血,くも膜下出血などで
入院をされた場合は以後の保険料がなくなり、
保険料を保険会社が肩代わりしてくれる変額保険もあります。
最近の保険は心疾患や脳血管疾患の要件も昔と比べかなり緩くなってるので、
是非自分を守るためにもこういった特約も検討してみて下さい。
まとめ
今回は変額保険の基本的な部分についてお伝えしました。
まとめると、
- 変額保険は保障を持ちつつ、物価高によるお金の目減りを防いでくれる保険
- 保険料の全額が投資に回るわけではない
- 保険を投資信託でラッピングすることで長期契約になり、複利の効果が期待できる
- 変額保険を扱う保険会社は9社あり。特長が様々ある
NISAを活用してがっつり増やすのもありですが、
変額保険は投資をしながら家族や自分を守ってくれるものにもなるで、
是非検討してみて下さい。
ここまで読んで頂いてありがとうございました!!