こんにちは!
現役で保険代理店で営業をしている、山田と申します。
「保険料はなるべく抑えたい。でも、もしもの備えはちゃんとしておきたい…」 そんな思いから、
よく比較されるのが「県民共済」と「民間の保険」です。
実際、筆者のように田舎で営業をしていると、JA共済や県民共済に加入している方が多く、
「このままでいいのかな?」「終身で保障を持っておきたい」というご相談をよく受けます。
今回は、県民共済と民間保険の違いについて、コスパ・保障内容・ライフプランへの対応力といった視点から、
わかりやすく比較・解説していきます。
県民共済とは?特徴と仕組み
- 都道府県ごとに設置された共済団体が運営(非営利)
- 月々の掛金が安く、1,000〜2,000円程度で加入できる
- 割戻金制度があり、余剰があれば返金がある
- 加入は簡単で、健康状態の告知も比較的ゆるい
- 保障内容は定型化されており、カスタマイズ性は低い
主に入院・手術・死亡保障がセットになった“ひとまとめ型”のプランが一般的です。
民間保険とは?特徴と柔軟性
- 保険会社が提供する商品で、医療・がん・死亡・就業不能など種類が豊富
- 自由に設計ができ、自分や家族のライフプランに合わせた保障が組める
- 終身型の保障や解約返戻金付きのプランもあり、長期の備えにも強い
- 年齢や健康状態によって保険料や加入条件が決まる
例えば、がん保険であれば、「通院保障を厚くしたい」「自由診療に備えたい」など、細かな設計が可能です。
具体的にどう違う?5つの視点で比較
比較項目 | 県民共済 | 民間保険 |
---|---|---|
月額費用 | ◎ 非常に安い(1,000〜2,000円) | △ 内容により幅広い(2,000円〜1万円以上) |
保障内容 | △ 一律・定額、カスタマイズ不可 | ◎ オーダーメイド可能 |
加入条件 | ◎ 比較的やさしい | △ 健康状態や年齢で制限あり |
保険金の受け取り | △ 入院日額が少なめ、日数制限あり | ◎ 高額保障・通院・特定疾病対応など自由設計 |
終身性 | ✕ すべて更新型(年齢で保険料UP) | ◎ 終身型あり(保険料固定) |
「更新型だから不安」という相談も増えています
県民共済やJA共済は、基本的に更新型の保障が主流です。
筆者のもとに届く相談で多いのが、
「若い頃は掛金が安くて助かったけど、年齢が上がるにつれて保険料が高くなってきた」
という声です。
このような方は、終身タイプの保険に切り替えることで、
・保険料の固定化
・高齢期の保障切れリスク回避
・資産形成(返戻金つきタイプ)
などの安心を得られるケースもあります。
どっちを選ぶべき?判断のポイント
◎県民共済が向いている人
- 保険料をできる限り抑えたい方
- 健康状態がよく、医療保障のベースがあれば十分な方
- 60歳前後までの短期的な備えを優先したい方
◎民間保険が向いている人
- 終身で保障を持ちたい方
- 保障内容にこだわりたい方(がん・先進医療・自由診療など)
- 家族のライフプラン(住宅購入・子育て・老後)に合わせた設計を希望する方
実際の相談では「併用」という選択肢も
「県民共済+必要な部分だけ民間保険で補う」という形で、 上手に併用している方も多くいらっしゃいます。
特に医療保障は県民共済、がんや死亡保障は民間保険というように、 “ムダなく、安心感もある”バランスをとる方法です。
まとめ・お気軽にご相談ください
県民共済と民間保険、どちらが良いという正解はありません。
大切なのは、今の自分のライフスタイルと将来の不安に合わせた選択をすることです。
「とりあえず県民共済だけ入っているけど、見直すべき?」「終身の保険が気になっている」 という方は、
ぜひお気軽にご相談ください。
あなたの“いざというとき”を支える一助になれれば幸いです。